リチャード・フライシャー監督
フライシャー氏死去 トラ・トラ・トラ!監督
(中略)
米映画監督リチャード・フライシャー氏が25日、カリフォルニア州南部の病院で死去した。死因は老衰とされるが、詳細は不明。89歳だった。
(中略)
ニューヨーク生まれ。父親は著名なアニメ映画監督。大学では心理学を学んだが、卒業後、演劇を学び脚本家を経て映画監督になった。「海底2万マイル」(54年)、「ミクロの決死圏」(66年)などで、ユニークな冒険映画の境地を開き世界に知られた。 「トラ・トラ・トラ!」は深作欣二、舛田利雄の両氏とともに監督し、アカデミー賞特殊視覚効果賞を受賞。
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父親が高名なアニメ作家のマックス・フライシャーMax Fleischer。テレビでは一世を風靡したアニメ番組『ベディ・ブープ』や『ポパイ』のプロデューサーを務めている。
マックスの弟つまりリチャードの叔父にあたるデイヴ・フライシャーDave Fleischerもマックスの作品では常連監督だった。
要するにアニメ一家に生れたわけで、アニメ的世界(ファンタジー、SF)を実写化しようというエモーション(情動)はそうした環境から生れたものと思われる。
手塚アニメへの影響というとすぐにディズニーという話になるが、日本の速成アニメに与えた技術面での影響ではフライシャー兄弟の存在は大きいはずだ。
オレにとってのリチャード・フライシャー監督は?、、、というとやはり『ミクロの決死圏』。
原題がFANTASTIC VOYAGEなのに、決死圏だなんて、まるで山中峯太郎の軍事冒険小説みたいだな、とそのころ思ったものだ。
ところで25日の当ブログで、オレは同監督のSF映画『ソイレント・グリーン』に言及している。偶然だな。