和田弘さん７２歳＝和田弘とマヒナスターズのリーダー

　専修大学在学中からハワイアンバンドを結成、すぐに当時最大のバンド「バッキー白片とアロハハワイアンズ」に参加した。５３年、独立しマヒナスターズを結成。歌謡曲をハワイアン調にアレンジして高いウラ声で歌うスタイルを開発し「流行歌ムードコーラス」の原型を作る。６０年あたりから松尾和子との「誰よりも君を愛す」、吉永小百合との「寒い朝」、三沢あけみとの「島のブルース」など、若手女性歌手とジョイントした曲がヒット。
　さらに６４年末、明治末から歌われていた座敷歌を「お座敷小唄」としてアレンジして売り出し、当時では異例の２００万枚ともいわれる大ヒットとなった。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/jinji/ 20040106k0000m060104000c.html

ムード歌謡グループには、マヒナやパラキンのようにハワイアンから出てきたもの、ロマンチカやロス・インディオス、ロス・プリモスのようにギター音楽、ラテン音楽から出てきたもの、そしてクールファイブのように黒人コーラスグループの影響を受けているものなどがある。
グループサウンズからもシームレスに歌謡コーラスへ移行していくグループが目立った。
一時、殿キン、ぴんからのようにお笑いから出てきてド演歌を歌うケースも見受けられたが、それらはムード歌謡グループとはまた別の世界だろう。