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2006年02月03日

ドイツ盤が1枚315円!

CD「ルイ・プリマ/フォナ・セラ」CD「ジーン・ヴィンセント/ビー・バップ・ア・ルーラ」

CD「ジュニア・ウォーカーオール・スターズ/ショット・ガン」CD「ニール・ダイアモンド/ソリタリー・マン」

CD「ソニー&シェール/アイ・ガット・ユー・ベイブ」

またまた廉価版CDです。書店「リブロ」の某店にて、税別2000円がなんと税込315円で売ってました。いやぁーついつい買っちゃいましたねー。5枚でたったの税込1575円です。
いづれもドイツ直輸入盤です。

ルイ・プリマ。
ニューオーリンズ生まれ(1910年12月7日)のイタリア系アメリカ人で、白人ジャンプ・シャウター的な部分が、ロックンロールのルーツとして認識されている人です。俳優・声優としても活躍しました。
聞けばすぐ分かりますが、音楽的にはサッチモ、キャブ・キャロウェイ、ルイ・ジョーダン、スリム・ゲイラードといった人たちの影響を強く受けており、パフォーマンス的にはショーアップされたエンタテイメントがその特徴でした。
女性歌手キーリー・スミスとのコンビは、のちのソニー&シェールがお手本にした、とも云われています。
1930年代のコンボ時代、40年代のビッグバンド時代を経て、50年代にはラスベガスのショーで活躍、60年代にはゴーゴーバンドを作って大いに気を吐きましたが、1975年、病を得て、それから3年後に故郷ニューオーリンズで没しました。
このCDではヒット曲というと「シング・シング・シング」「ジャスト・ア・ジゴロ」くらいでしょうが、その時代のいわゆるジャンピン・ジャイブ系の録音をチョイスした聞き応えのある選曲で、編者のセンスの確かさがうかがわれます。

ジーン・ヴィンセント。
ひととおり揃ってるベスト盤です。「ピストル・パッキン・ママ」は入ってますが「ピンクのサンダーバード」は、、、おや? 入ってませんねー。「シルヴァリー・ムーン」もない。でも「ワイルドキャット」とか入ってるし……。
私のお好みは昔も今も「シー・シー・リトル・シェイラ」と「ダンス・トゥ・ザ・バップ」です。若き日の夢、青春の情熱、なつかしの“ロッカビリィ”、、、遠い昔、こういう音楽が好きでした。
この人は独自のロカビリー・サウンドのほかに、ファッツ・ドミノ・スタイルあり、黒人コーラス調あり、バディ・ホリー風あり、スタンダード・ナンバーなんかもあって、メジャーのキャピトルでいろいろいじくられたフシがあります。晩年、ブッダ・レーベルに「サンシャイン」というアルバムを残してまして、進境のほどを留めております。

ジュニア・ウォーカー。
1995年に他界したテナー・サックス奏者。1964年以降、モータウンでアーチスト兼セッション・マンとして活躍しました。
70年代に大流行するファンクをすでに60年代中期に作り上げていた才人で、スティーブ・ウィンウッドに影響を与えたことでも知られています。

ニール・ダイアモンド。
この盤では「スウィート・キャロライン」以前の録音(9割がたは自作曲)を集めています。基本的にはスローのラ・バンバ・タイプ〜ソウル・アンド・インスピレーション的なスタイルですね。どれもひじょうにハイブロウでよく出来てはいるんですけどね、ヒットに不可欠なチャームがイマイチかけてるような気がします。
これらよりもさらに前のヒットしなかった曲がまだまだありますが、そのへんはさすがに今もって陽の目を見ていません。

ソニー&シェール。
あの頃らしさが横溢したデュオ時代の極めつけ20曲です。スペクター風味のフォーク・ロック、それと、流行りのサウンドをいろいろ取り入れようとするあまり、スタイルがちょっと右往左往してる、そういう流れも感じられます。
そうそうソニー・ボノって、コメディアンの顔もあって「フライングハイ2 危険がいっぱい月への旅」(1982年)に出てたんですよね。ソニー&シェール時代にはTVのコメディー・ショーが人気だったし。スペシャルティのA&Rマンだったなんて、なんだか信じられません。後年、パーム・スプリングス市長、上院議員として活躍しましたが、1998年、スキー事故で急逝。
ちょっと生き急いでるようなところのある人でしたね。
1999年、アメリカで伝記ドラマ『ソニー&シェール』AND THE BEAT GOES ON: THE SONNY AND CHER STORYが放映されました。演じたのはジェイ・アンダーウッド(ソニー役)とレニー・ファイア(シェール役)でした。

2005年07月31日

スピーク・ライク・ア・チャイルド、、、て、幼児プレイのことデチュか?

ダイエー碑文谷店の売り場最上階にある『アシーネ』という店が『CDコーナー』を閉じることになり、「時限再販切れCD」を20%、DVD全品(一部商品を除く)を10%、それぞれ値引きするセールをやってました。
私はついさっき、たまたまそこを通りがかり、以下の2枚のCDを購入しました。

CD「ペット・サウンズ」ビーチ・ボーイズ
CD「スピーク・ライク・ア・チャイルド」ハービー・ハンコック

(上)ペット・サウンズ(2000年デジタル・リマスター盤)/ビーチ・ボーイズ
通常価格2548円+税のところ、20%引きで、2038円+税に。

(下)スピーク・ライク・ア・チャイルド/ハービー・ハンコック
通常価格1500円+税のところ、20%引きで、1200円+税に。

2タイトル合計3238円+消費税154円=3238円・・・あれ?消費税サービスですか?
うわぁ、儲かった!
もちろん、両方とも正規の国内盤。実にすばらしい買い物ですね。自画自賛しちゃいますよ。

このミッドサマーを「ペット・サウンズ」と「スピーク・ライク・ア・チャイルド」という60年代を代表する名盤2枚を聞きながら過ごそうというのですから、我ながらいい趣味してます、ホント。

2005年01月12日

ロックンロール ジェネレーション

今年に入りすでに40タイトル以上のCDを購入しています。最近では内容が分かっていて買うものが多くなりました。
今日も今日とて、8枚組CDをGet!
これを買ったのが、いつも店内でモダンジャズが流れてる例の『山下書店』渋谷南口店でした。
050112_01.jpgキープ株式会社輸入・販売の『ロックンロール ジェネレーション』。
1950年代・60年代初期の、ロックンロールの代表曲ばかりを160曲収めて、3980円だヨお客さん!
よく見ると「オリジナル、ライヴ、再録等を織り交ぜた良音質のコンピレーション」なんて書いてある。
あゝ・・・やっぱしネ。本屋のワゴンセールで売ってる980円のCDなんかにも、そういうのよくありますよ。
でもまぁ、選曲がマジメです。それに7枚目・8枚目はサンレコード特集。CDのおもて面にも、サンレコードのあのマークがでかでかと印刷されてます。
聞いてみると、なるほど1970〜80年代のステレオ再録(音はいいけど声が老けてる!)がけっこうあるものの、中には低迷期のジーン・ヴィンセントの再録とか、珍しいテイクもありーの、で・・・再録バージョンですら既に20年位前に持ってたりして、、、
ま、まァ、いいですよ。BGMがわりに部屋で聞くには、もってこいデショ。

¶postscript―*
3枚目の1曲目、ビル・へイリーと彼のコメッツ『ロック・アラウンド・ザ・クロック』はオリジナル録音なのですが、冒頭なぜか「one,two」なるカウントの声が入ってる。これは元々のマスター・テープに録音されていた音だと思うのですが、普通はリマスタリングの時にカットするんですけどね。初めて聞きました。ナゾです。
(2005年1月12日)

2005年01月10日

葛飾は今日も雨だった

CD「二人のムラサキ東京」ポカスカジャン&ヒルタナユミと魅惑の東京サロンポカスカジャン&ヒルタナユミと魅惑の東京サロンの『二人のムラサキ東京』なるCDを買いました。
去年の夏に出ているようですね。知りませんでした。

『二人のムラサキ東京』はいかにものデュエット歌謡路線なのですが、カップリング曲が素晴らしくヨロシイ。
『葛飾は今日も雨だった』は69〜74年あたりの、ハイブロウなソフトロックを思わせる曲です。私の好みです。ふと『街の灯』みたいなメロもあったりします。
『浜松町で逢いましょう』は70年代中期ごろの雰囲気ですね。ブレイクのあとで思わず♪今はあなたしか見えないのォ〜♪と歌いそうになりました。

まだ買ってない人は早めに入手しておいたほうがいいでしょう。

2004年09月05日

サービスが煩雑で買いにいく気が失せるゼ

今日は久しぶりにHMVとタワーレコードへ行きました。
ポイントカードを出したら「去年の11月で期限切れになってます」だってサ。
タワーでは割引クーポンをくれたけど煩雑なだけ。
HMVではポイントカードのサービスが大幅に変わったそうで、これも面倒。
どちらももっと単純に、ストレートなサービスが出来ないものか。
両店で計8枚を購入。
今回困ったのはジャケット裏の曲目の文字が小さくて読めないことです。
老眼ですねカンペキに。店内の照明が暗いので余計です。
今度からルーペを持ってかないと。
ナサケナイ・・・

CD「THE GET EASY! SUNSHINE POP COLLECTION」CD「SNOW」SNOW
CD「ル!スキャット!」CD「Fais comme l'oiseau」MICHEL FUGAIN ET LE BIG BAZAR
CD「ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス・ソングブック」CD「Mansfield」Mansfield Popp
CDシングル「純/流星2003/ホームラン・ブギ2003」吉田拓郎CD「レア・コレクション」ザ・ピーナッツ

●THE GET EASY! SUNSHINE POP COLLECTION / VARIOUS ARTISTS
(輸入盤2枚組)3245円
SUNSHINE POPという言い方が当時あったかどうかは知りませんが言い得て妙ですね。
いろいろ聞いてきて、現在の私の気分はこういう音楽の世界とぴったり重なっております。
この2枚組はソフト・ロックの名曲集として、万人に薦められる内容です。

●SNOW / SNOW
(輸入盤)2099円
手持ちの資料に載ってませんね。1960年代後半に活動したソフト・ロック、フォーク・ロック、サイケデリック・ロックのグループだそうです。
聞いてみるとビートルズの影響がそこはかとなく感じられます。どの曲も水準以上のデキで飽きさせません。

●ル!スキャット! 〜レジェンダリー・ヨーロピアンズ・コーラス〜 / VARIOUS ARTISTS
2400円
ジャズボーカルのスキャットはすでにバップ・スキャットに至り完成の域に達しておりました。60年代ポピュラー音楽におけるスキャットはそれとはまた別もので、ヨーロッパ教会音楽の影響を感じさせる、洗練されオシャレなムードのものでした。
1920〜30年代ファッション、あるいは中世ファッションのリバイバルと相まって60年代の音楽シーンを席巻しましたっけね。

●Fais comme l'oiseau / MICHEL FUGAIN ET LE BIG BAZAR
(輸入盤)1390円
ミシェル・フゲインは初めて買いました。収録曲「UNE BELLE HISTOIRE」はサーカスのヒットで知られる「ミスター・サマータイム」のオリジナルです。シブい感じで、これはこれで大いに気に入りました。

●ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス・ソングブック / VARIOUS ARTISTS
2476円
●Mansfield / Mansfield Popp
2700円
両盤ともソフトロックのスタンダード「Love So Fine」のカバーを収録しています。

●純/流星2003/ホームラン・ブギ2003 吉田拓郎
1143円
ホームラン・ブギはもちろん笠置シヅ子の曲。拓郎盤は野球中継のテーマ曲としてテレビで流れておりますね。

●ザ・ピーナッツ レア・コレクション
2000円
渡辺音楽出版原盤のアポロン発売(カセットテープ、8トラックテープ)の音源と、以前ここでも紹介したベアファミリー(ドイツ)が復刻したドイツ録音音源、そして映画に関連して録音されたものなどを収録しています。

2004年07月01日

そよかぜにキッス

丸正四谷本店3階で廉価版CDを買いました。2枚組で『70'sボーカルベスト36曲』というタイトルです。選曲はそれなりにいいのですが、再録がかなり含まれており、その説明がないため、知らない人は収録されているテイクがオリジナルだと思ってしまう可能性があります。これはかなり不親切ですね。
今回私はこのCDで、クライマックス(Climax)の『そよかぜにキッス(PRECIOUS AND FEW)』を初めて聞きました。あるいは当時聴いていたかもしれませんがまったく記憶にありません。これがジ・アソシエーションの『チェリッシュ』を踏まえた曲調なので、おおいに気に入りました。
ヒットしたのは1972年2月でビルボードの第3位まで上っています。66年に『タイム・ウォント・レット・ミー』をヒットさせたアウトサイダーズの後身だそうです。そういえば『チェリッシュ』がヒットしたのも66年でした。

2004年05月25日

新地になって/新地メンタル・ジャーニー

sv-853レコファン渋谷BEAM店にて、シングル盤 小桜姉妹『お菊ちゃん』400円を買いました。見本盤のせいかリリース年・月の表記がありませんが、おそらく昭和41〜42年ころのものと思われます。
B面は「東京新地ブルース」という題名。
新地とは新開地のことで、とりわけそこにできた遊郭・特飲街を指す場合が多いようです。
北新地、曽根崎新地、飛田新地、祇園新地、江戸深川の新地、などが有名ですね。
ところで、「東京新地ブルース」には具体的な地名が出てきます。
蒲田、大森、西小山、根岸、千束、向島、中野、大塚、十二社。
新開地ということではちょっと当てはまらない地域ばかりです。では小遊郭や花町があったかというと向島はいかにもですが、あとはどうなんでしょう。旧日本軍の施設があった付近には戦前、女郎屋があったといいますが、この歌の時点で○○○風呂が集まるような場所だったかどうかは、私には判りません。
あるいは元の意味を喪失して、ただ単に繁華街ということでしょうか。それにしても当てはまらない気がします。

とりあえず、
『東京の歌ベストコレクション100』のための資料
https://pointex.biz/eiji/tokyo/tokyo01.htm
に追加しておくことにしました。

本日オンエアのTX『おいしい情報の楽園 幻の昭和懐かしグルメ』。
昭和をキーワードに懐かしの人気メニューを出す店を特集しております。
BGMが昭和30〜40年代の曲。懐かしゅうございました。

2004年05月21日

廉価盤に手を出すな

夕刻、秋葉原へ。ディスカウント・バラエティ・ショップ『グッドマン』の本店で、廉価盤CD3枚(計3087円)を買いました。行きずりの買い物です。ほんの出来心なんですホントーです。
この手の廉価盤は、いきなり音飛びがあったりするものですが、今回のはダイジョブのようです。
2枚のオムニバスはいちおう1970年前後のヒット曲が中心になってます・・・あー、よく見るとぜんぜん違う時代のも入ってますねぇ。
ビングの選曲のほうは、なかなかセンスいいんじゃないでしょうか。

040521_01.jpg『ヒット・ブレンダー 2』
 1.雨にぬれても
   B.J.トーマス
 2.渚の誓い(ソー・マッチ・イン・ラヴ) ※レコードより音質悪し。
   ザ・タイムス
 3.イフ
   ブレッド
 4.イッツ・トゥー・レイト
   キャロル・キング
 5.やさしく歌って
   ロバータ・フラック
 6.カリフォルニアの青い空
   アルバート・ハモンド
 7.ローズ・ガーデン
   リン・アンダーソン
 8.輝く星座
   ザ・フィフス・ディメンション
 9.故郷へ帰りたい
   ジョン・デンバー
10.タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング
   ダイアナ・ロス
11.青春の光と影
   ジュディー・コリンズ
12.見つめ合う恋
   ハーマンズ・ハーミッツ
13.ウー・ベイピー・ベイピー
   スモーキー・ロピンソン&ザ・ミラクルズ
14.アイル・ピー・ゼア
   ザ・ジャクソン5
15.マーシー・マーシー・ミー ※これ今、TOYOTAラウムのCMで使われてますね。
   マーヴィン・ゲイ
16.ラヴ・ミー・トゥナイト
   トム・ジョーンズ
17.イン・ザ・サマータイム
   マンゴ・ジェリー
18.サイレンス・イズ・ゴールデン ※再録バージョン。スペクターサウンド風。
   ザ・トレメローズ
19.スーパーバード
   ニール・セダカ
20.ヴィーナス
   ショッキング・ブルー
21.アンフォーゲッタブル
   ナット・キング・コール


040521_02.jpg『ヒット・ブレンダー 3』
 1.魔法
   ルー・クリスティ
 2.霧の中の二人 ※再録、、、だろう、たぶん。
   マッシュマッカーン
 3.シーズン
   アース&ファイアー
 4.トレイン ※コーラスが引っ込んじゃってます。リマスタリング無しのCD化の、これは弊害ですね。
   1910フルーツガム・力ンパニー
 5.恋のかけひき
   ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ
 6.恋に恋して
   エジソン・ライトハウス
 7.恋は二人のハーモニー
   グラス・ルーツ
 8.木枯らしの少女
   ビヨルン&ベニー
 9.悲しき初恋
   パートリッジ・ファミリー
10.チェリッシュ ※この人が歌うには無理がある曲。55点。
   デヴィッド・キャシディ
11.小さな恋のメロディ
   ピー・ジース
12.愛するハーモニー
   ニュー・シーカーズ
13.ラヴ
   ザ・レターメン
14.イエス・イッツ・ミー
   エルトン・ジョン
15.明日を生きよう
   ラズペリーズ
16.京都の恋
   ベンチャーズ
17.シェリーに口づけ
   ミッシェル・ポルナレフ
18.マイ・スウィート・ロード
   ジョージ・ハリスン


040521_03.jpg『ビング・クロスビー』
 1.星にスウィング
 2.ドント・フェンス・ミー・イン
 3.ユー・アー・マイ・サンシャイン
 4.ハート・オブ・テキサス
 5.トゥーラ・ルーラ・ルー(アイルランドの子守歌)
 6.ロング・ロング・タイム
 7.サウス・アメリカ・テイク・イット・アウェイ
 8.日曜日も月曜日もいつでも
 9.モロッコヘの道
10.プリーズ
11.ピストル・パッキン・ママ
12.アイル・ピー・シーイング・ユー
13.マクナマラズ・バンド
14.アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド
15.ウィッペンブーフ・ソング
16.アクセンチュエイト・ザ・ボシティブ ※エラおばさんも歌ってます。『ブリンクス』のエンドタイトルでかかったのはこれでしたっけ?
17.君は月光
18.サン・フェルナンド渓谷
19.ラップ・ユア・トラブルズ・イン・ドリームス
20.先生のりんご
21.俺は老いぼれカウボーイ ※ソニー・ロリンズやケニー・ドーハムの演奏でも有名。
22.ペニーズ・フロム・ヘブン(黄金の雨)
23.ウォーキング・ザ・フロアー・オーバー・ユー
24.ホワイト・クリスマス
25.ブルー・オブ・ザ・ナイト

ところで、街を歩きながら鼻歌で『東京の灯よいつまでも』を歌っていたところ、この曲の雰囲気が『道頓堀行進曲』にそっくりだということにハタと気がつきました。メロディもテンポも違いますが、なんかこう曲調が似かよってます。あるいは作る時ヒントにしたのかもしれませんね。

さらに夜、セイフー四谷三丁目店の地下一階で買い物をしていたところ、サビのメロディーが『桃色吐息』の歌いだしにそっくりな新しい曲が店内BGMでかかりました。歌っているのは子供っぽい声をした女性で、誰かは知りませんが、きっとまた「2ちゃんねる」あたりで騒がれるような気がします。

2004年05月01日

メトロメディア日本盤ジャケの紙はどうしていつも分厚いのだろう

昨日、学芸大学商店街の中古レコード屋『サテライト』でシングル・レコード14枚とCD1枚を買いました。以下その一部を紹介します。

ll-2408-md ビートルズやベイシティローラーズの“グルーピー・ソング”は有名ですが、これはどうでしょう。
「イージー・カム・イージー・ゴー」のヒットで知られる1970年の人気テレビタレント=ボビー・シャーマン。
彼が所属するレーベル「メトロメディア」がその人気にあやかって出したのがこの『ボビーに首ったけ』です。まぁなんですか手前味噌にもほどがありますね。
ジャケットには「アナタのしゃしんをはってみよう」なんて書いてあります。
それくらいアメリカでは人気のアイドルだったんですが、日本ではぜんぜんでした。
ちなみに「イージー・カム・イージー・ゴー」は、かのママ・キャスが曲の良さを台無しにするアレンジでカバーしております。
sn-273 菊池章子のベスト・カップリング『星の流れに/岸壁の母』です。
ただしこれは再録のステレオ版で、1965年11月のリリースとなっております。
人工着色いわゆる“人着”の顔写真、「岸壁の母」の文字の版ズレが、いい味を出しておりますね。

re-626 藤田まこと『浪花人情 ラムネの玉やんの唄』。サンプル盤です。セリフのある歌で、舞台で聞くときに、どこで拍手をしたらいいか、きっかけが非常に分かりやすい、そんなタイプの楽曲です。
B面の『大阪だより』の歌詞には「十三 京橋 新世界」と具体的な地名が出てきます。


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 舟木一夫『敦盛哀歌/銭形平次』。1966年5月発売です。『銭形平次』は当初はB面扱いだったんですね。
テンポのよい曲調が、主人公・銭形平次のスピード感・身軽さ・スマートさをよく表してると思います。

2004年04月21日

ブギウギ時代/大阪ドドンパ

 昨日20日、田原町でヤボ用をひとつ片付けた帰りに浅草に寄り、宮田レコード新仲見世店で、演歌系のCDを買いました。

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●浪花一番 c/w グアム島音頭/水沢明美(シングル)2001年
 カップリングの『グアム島音頭』が聞きたくて買いました。
 グアム島が歌になるなんて、藤巻潤の『恋のグァム島』(1969年)以来じゃないでしょうか。
 太平洋戦争の初期、「皇軍」の「南進」が華々しく報じられたこともあり、「南方」の異国情緒をうたった歌が次から次へと発売されました。
 『バリ島の歌姫』『バリ島の娘』『ジャワのマンゴ売り』『たそがれのマニラ』『バタビヤの夜は更けて』『南への憧れ』『南の便り』『南へ南へ』『南から南から』『海の豪族』『南方航路』『常夏の島』『ラバウル航空隊』等々、それこそ枚挙に暇がありません。
 世界中に日の丸を立てようという素朴な野心がごくごく当り前に語られていた時代でしたが、与えて云えば日本人の南溟(なんめい=遠い南の大海)への憧憬(しょうけい)は北方ドイツ人の南方イタリアへの憧れに、一分(いちぶん)通ずるものがあったのではないでしょうか。
 戦後になるとこれがハワイ一辺倒となり、JALパックの時代まで封印されてしまいます。今では子供でもグァムやハワイくらいは行ってるでしょう。まったく平和とはありがたいものです。間もなくやってくるゴールデンウィークに、あなたはいったいどこへ、、、出かけますか?

●ブギウギ時代/中村美律子(シングル)1998年
 笠置シヅ子の『ブギウギ時代』とは同名異曲です。作詞がジェームス三木ということは、彼の筆にかかる舞台かドラマかなにかのそのテーマ曲ではないでしょうかね……。あ、ちいさーい文字で「写真提供 大阪新歌舞伎座 新宿コマ劇場」と書いてあります。中村美律子が笠置シヅ子みたいな格好で写ってる写真のことでしょう。最近は老眼のせいか、虫眼鏡が無いとこういう小さい字は見えません。困ったもんです。
 詞のほうでも笠置が活躍した終戦直後の世相そのものが語られてます。いささか盛り込みすぎの観がありますが、舞台の曲ならばむしろ納得です。
 

●大阪ドドンパ/真木柚布子(シングル)1999年
 数あるドドンパの中でも特に『東京ドドンパ娘』『可愛いドドンパ娘』にインスパイアされたと思われるメロディ、アレンジです。明るい人柄がよく出ていて楽しい仕上がりですね。カップリングの『道頓堀セレナーデ』はしっとりした雰囲気で、これもまたいい感じです。

040420_01.jpg●上野発/和田青児(シングル)1999年
 十条・赤羽あたりの銭湯の脱衣場に、有線でこういう曲が流れてくるとじつにこうピッタリくるんですよねー。
重量感のあるシブい曲調です。
北島三郎の影響がうかがえるスケールの大きい歌い方が、またこの楽曲によく合ってますねー。
右の写真は上野駅前で撮った『ああ上野駅』の歌碑です。

●パラダイス東京/小野由紀子(シングル)2002年
 コンセプトとしては『大阪ラプソディ』の東京版ですね。小野由紀子のシリアスな声質とは裏腹に、こういう曲調だとやはりコミカルな、いえノベルティーソングであるとの印象はまぬかれません。昔の殿様キングスがその頃これを歌ったとしたら、きっと大ヒットしてたでしょうね。

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●涙をふいて c/w ウォーキング・マーチ/水前寺清子
 三好鉄生のヒット(1982年)のカヴァーです。さすがに「ウンニャッ」とは歌ってません。
実はコレ、カップリングの『ウォーキング・マーチ』のほうを聞いてみたくて衝動買いしちゃったんです。(ちゃったんですって、宇野鴻一郎みたいだな)
 戦前、表向きは国民の体力増進・体位向上のため、ホンネは燃料節約のために徒歩(かちありき)が奨励され、高村光太郎作詞の『歩くうた』なんてのを半強制的に歌わされたりしました。昭和16年のことです。これがかなり印象的な歌で、いつまでも頭に残るんですよね。戦後、何かの映画で上田吉二郎が唸るようにしてその歌をうたっている場面がありましたっけ。
 一方アメリカでは、行進すらもアートにしてしまうアステアやジーン・ケリーの神業的ステップが広く知られていましたし、少し時代が降(くだ)って、モンローウォークのように女性のセクシーな歩き方が興味の対象になったりもしました。
 音楽の世界でもザ・ダイヤモンズ『ザ・ストロール』(1957年)、ジミー・マクラクリンの『ザ・ウォーク』(1958年)、ソニー・クラーク『クール・ストラッティン』(1958年)などなど、“歩き”っぷりがリズムやビートに結びつくという、日本人には考えもつかないような発想で楽しませてくれちゃってるわけです。どーですか、この違いは!?
 日本の場合“歩き”はしょせん兵隊の「オイッチニ」の歩みであって、決して楽しいもんじゃないんですね。だから『三百六十五歩のマーチ』も明るい歌なのに、やっぱり歩くことは試練であり努力すべきことなんです。一歩間違うと「泣くの歩くの死んじゃうの」ってことになる。ヤバイですよ。
 『ウォーキング・マーチ』には森林浴、日光浴なんて言葉が出てきます。目的がないと日本人はダメなのかもしれません。逍遥(しょうよう)、彷徨(ほうこう)、徘徊(はいかい)、散歩……昼間っからあてもなくブラブラしてるヤツはロクなもんじゃない、ってことなんでしょうね。

●夕焼けレッドで帰りましょう/ザ・キングトーンズ(シングル)1998年
 サントリーレッドのCMソングです。作詞:伊藤アキラ、作曲:杉真理。プラターズの『夕日に赤い帆』と続けて聞いてみたいですね。

●港のカナちゃん/嶋 三喜夫(シングル)2000年
 気持のいいマドロス演歌です。深夜のTVで流れていたのをたまたま聞いて買う気になりました。なかなか見つかりませんで、今回、最後の頼みの綱である宮田レコードで、やっとこさお目にかかることが出来ました。

●帰ってきた酒飲み音頭/バラクーダ&ベートーベン鈴木(シングル)2003年
 喧嘩別れした(?)バラクーダでしたが続編では楽しそうにやってます。
 そういえば「ゆーとぴあ」も一緒にやってるみたいですね。ピースこと帆足新一は元は内山田洋とクール・ファイブのバンドボーイだったそうです。

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●懐かしのダンス・タイム 黄昏のルンバ〜大阪マンボ/真木柚布子(アルバム)2002年
 前出のシングル『大阪ドドンパ』を含むアルバムで、歌謡曲におけるワルツ、タンゴ、ルンバ、ブルース、ブギウギ、マンボなどを新旧織り交ぜて構成しています。
 これ、前からほしかったんですが、なかなかフツーのCDショップに置いてなくって、ずいぶん探しましたよ。

●ハチのムサシ/窪田友紀子(シングル)2003年
 平田隆夫とセルスターズの大ヒット曲『ハチのムサシは死んだのさ』(1972年2月)は悪役俳優の内田良平が作詞したことでも話題となりました。これはその平成版リメークです。メロディは同じですが、アレンジも詞も一新、挑戦者としての前向きなムサシが強調されております。ただちょっと、アニメのテーマソングみたいな、そういうカンジは否めませんね・・・。
 カップリング曲『果てしなき荒野』はテイクファイブ風の変拍子リズム。詞は『青年は荒野をめざす』的世界です。

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●老人と子供のポルカ/梅津栄とプレイハウス(シングル)2004年
 あの♪ズビズバァーのカバーです。梅津さんてホントに老人になっちゃったんですね。歌の時代背景を無視してはおりますが、カップリング曲ともに編曲がふとがね金太ということで、聞いてみましょうか、って気になりました。

●中の島ブルース c/w あきらめないで, ぬれて大阪/アローナイツ(シングル)2003年
 いわゆる名盤カップリングというやつです。秋庭豊とアローナイツではなく、ただの「アローナイツ」を表記されてます。1988年の再録音だからでしょうか。
リーダーの秋庭豊が1990年に亡くなり、その後しばらく続いていましたが、現在はグループとしての活動を休止している、ということです。
 この楽曲の版権は内山田音楽出版(1975年)。クール・ファイブの歌としても知られていますが、秋庭豊とアローナイツのデビュー・シングル(1975年7月リリース)として、今も演歌ファンに親しまれています。

以上、昨日、宮田レコードで購入したCDは、〆て15900円でありましたッ。(なぜか)敬礼!

2004年04月18日

西ドイツ録音だよピーナッツ!

新宿のHMVで久しぶりに散在してしまいました。
bcd16436ah.jpg SOUVENIRS AUS TOKIO/DIE PEANUTS(輸入盤)2999円+税。
 西ドイツ時代から内外のオールディーズを復刻し続けているドイツのベア・ファミリー・レコードが2003年に出したドイツ録音の「ザ・ピーナッツ」集です。こういうのはここで遭遇(おう)たが百年目、何も考えずに即、買いですね。
 ブレンダ・リーも当時、自分のヒット曲のドイツ語版を大量に録音しております。西側からの音楽の援助物資というところでしょうが、それとはまた別に、世界的な人気歌手が自身のヒット曲の各国語版を出すのが流行っていた、そういう時代でもありました。
 ピーナッツのドイツ語ってどんな感じでしょう。聞くのが楽しみです。
「ハッピー・ヨコハマ」「ナガサキ・ボーイ」「フジヤマ・ムーン」といった曲名が、一生日本に行くことも無いであろう当時のドイツ人の、そのエキゾチズムをいたく刺激したことは想像に難くありません。

pcd3284.jpg フィルズ・スペクトル フィル・スペクターの時代(P-VINE)2500円+税。
 輸入したCDの現物に日本語の解説パンフをセットしたスタイルです。日本盤を作るよりもずっと安上がりなんでしょうね。買う側としては別に問題はありません。
 内容はタイトルどおり、「ウォール・オブ・サウンド」を取り入れた楽曲のオムニバスとなっています。
 ビーチ・ボーイズ、シュープリームス、ライチャス・ブラザース、ウォーカー・ブラザース、ソニー&シェール、ジーン・ピットニーといったおなじみのほかに、聞いたこともないようなクレジットがあったりして、買わずにゃおれんッてカンジです。スペクターが関与していない作品ばかりなところがミソですね。大瀧詠一は入っておりません。ザムネンッ

vscd-610.jpg LOVE/伊東ゆかりとグリーンジンジャー(VIVID SOUND)2600円+税。
 そろそろ店頭在庫がなくなりそうなので買っておきました。1971年の録音。
 ご本人にとっては公私共に激動の時代であったはずですが、なんとすばらしい出来でしょうか。
 伊集加代子がバックシンガーとして参加しているようです。そういえば前々から気になっているのですがウチのマンションに伊集加代という方が住んでおります。同一人物でしょうか? なんかドキドキします。

mhcl182.jpg 朝丘雪路 ゴールデン☆ベスト 筒美京平を歌う(ソニー)1886円+税。
 次の東芝盤と共同企画のようです。キャリアからするとこちらがVol.2になるべきなのですが・・・。
「雨がやんだら」「お別れしましょう」のヒットのほかに「ブルー・ライト・ヨコハマ」「何があなたをそうさせた」「グッバイ・マイ・ラブ」(アン・ルイスではなく岡崎広志)といった他の人のヒット曲も入っております。
 CBSソニー時代、大信田礼子という色っぽい歌手(女優)がいたために、かえって朝丘さんの企画は過激に走ることなく踏みとどまって、品格をキープした形となりました。ご本人もこのころはむしろ三枚目を楽しんで演じておられたようです。

toct-10951.jpg 朝丘雪路 ゴールデン☆ベスト Vol.2(東芝)1886円+税。
 こちらはソニー以前の東芝時代の録音から、オシャレなフンイキのものをチョイスしています。オリジナルのヒット曲はあえて除いてあるようです。店頭では確認できませんでしたが、あるいは東芝でのベスト盤がVol.1として別個にあるのかもしれません。
 いづれにせよ東芝での録音はかなりの量ですから、何パターンかアンソロジーが編めるのではないかと思います。

https://pointex.biz/eiji/blog/mt/archives/2004/04/18235332.htmlへ続く・・・

昭和コミックソング大行進

https://pointex.biz/eiji/blog/mt/archives/2004/04/18235600.htmlからの続きです。

cocp-32519.jpg 昭和コミックソング大行進(コロムビア)2300円+税。
 白木みのる、牧伸二、柳亭痴楽など、お笑い芸人たちの録音を集めています。
“ボーナス・トラック”として沖山優司の「東京キケン野郎」がななぜか入っております。 あのへんの時代ももはや懐古の対象となっているんですね。あっという間ですねぇ・・・。
 SP時代のコミックソングをやるときにはぜひ私にお声をかけていただきたいものです。

pcca-01994.jpg 笑うヒットスタジオ(ポニーキャニオン)2500円+税。
 こちらもコミックソング集です。
 比較的新しい会社というイメージがあるのですが、それでも一番古いもので1971年の録音、千里万博の翌年ですよ。ついこないだのような気がしますけどねー。
 1978年の春日三球・照代『地下鉄音頭』は当時買い損ねて悔しい思いをしたので、それ以来のご対面となりました。LPは当時、買ってるんですけどね。
 「ヒットスタジオ」のタイトルはポニーキャニオンの資本的系列と何かかかわりがあるのでしょうか?

mhcl244-5.jpg 歌謡曲世界一周(ソニー)2838円+税。
 ソニー音源で、外国の地を歌った曲をコンピレーションしております。私が昔、企画制作5部というところで働いていたころは、こういう企画はまず通りませんでした。とかく思い上がった人間の多いレコード業界の中でも特にあそこはエリート意識が強く、自分が一流の人間だとカン違いしている社員ばかりでしたから、こういうくくり方をすると軽蔑されるだけでしたね。まぁ変われば変わるもんです。
 ちなみに私が大瀧詠一に影響されて、歌で世界一周しようという趣旨の自作テープを作ったのは1980年代初頭のことでした。

2004年03月16日

二枚目さん? イーエ、あっしゃとんだ三枚目、てへへへ

 表参道駅から浅草駅まで地下鉄に乗りました。
 銀座線ですと一直線ですが、今回は半蔵門線に乗り、三越前駅で銀座線に乗り継いでいくというコースにしました。片道230円です。
 三越前駅で、ちゃんとオレンジ色の乗り継ぎ専用の自動改札を出て、地下通路を長いこと歩きました。
 銀座線三越前駅で自動改札を通ろうとしたら、なんとバタッと扉が閉まって、入れないではありませんか。違う改札で試しても同じです。
 私は頭にきて、切符を引きちぎり、おもいっきり踏んづけてやりました。
むふ、、、むぐううううううぅううう〜〜!!!  コニャロ!コニャロ!コニャロ!

 そのあと、160円出して新たに切符を買うハメに。とほほ。


 浅草へついて野暮用をひとつ片付けてから、久しぶりに浅草の町をぶらつくことにしました。
 ROXのあたりがまたまたきれいになって、ずいぶんと昔と違います。
 宮田レコード新仲見世店で、探していたマイナーな演歌のCDを買うつもりでしたがあいにくと休み。
 本店へ行くと店員の若い衆がおらず、老店主が店番をしておりました。
 5、6年ぶりくらいでしょうか。以前と違ってなにか店内が広く感じられます。
 中古レコードが減り、新品のシングルCDが並んだせいでしょうか・・・。
coca11784.jpg ドーナツ盤4枚と、CDシングル『なぁ…友よ/坂上二郎』(写真左)、そしてCD『トミー藤山/カントリー・ヒット』(写真右下)を買いました。
 宮田レコードで驚くことは中古レコードのジャケットに直接、価格シールを貼り付けていることです。きれいに剥がすのにベンジンが必要でした。まぁ昔は値段を書いた紙をホッチキスでジャケットに止めていた中古レコード屋もありましたから、それに較べりゃマシなのかもしれませんけど・・・。
coca11784.jpg 二郎サンの曲、これは名曲ですね。『なぁ…友よ』は『誰か故郷を思はざる』や『緑の地平線』の曲調で、実に気持ちよく、また丁寧に歌ってます。ギリギリのところで抑えてやりすぎてないところがミソです。カップリング曲『昔なじみ』はコロムビア時代の岡晴夫、特に『逢いたかったぜ』あたりを髣髴とさせる渋さ。こちらも捨てがたい魅力があります。2000年4月のリリース。当時たしか1、2度、テレビで歌ってるところを見ていることを思いだしました。
 トミー藤山は女性でウエスタン・ヨーデルをやる珍しい人でした。そろそろ店頭在庫がなくなりそうなので、たまたまこの店にあったのを買うことにしました。マーク・ダイニングの『ティーン・エンジェル』を歌ってたりするんですよね。『ヘイ・グッド・ルッキン』のローカル盤発売時の邦題が『二枚目さん』だった、というのには笑っちゃいました。

2004年03月11日

カリプソとドドンパ

cbsa82083.jpgレコファン渋谷BEAM店にて、中古シングル『想い出のサンバーナディーノ』(写真左)を買いました。750円+税。
『イエロー・リバー』の一発屋クリスティーのセカンドシングルです。
当時『イエロー・リバー』は買ってましたが、これは知りませんでしたねー。ちょっとレアです。

レコファンのレゲエ・コーナーに、トロージャンがリリースしたオムニバス3枚組が何種類もおいてあり、買おうかどうか大いに迷いました。けっきょく買いませんでしたけどね。
曲目に『ファット・マン』というのがあり、ココロ揺さぶられました。ファッツ・ドミノの名曲をスカにしたらしいのです。そのうち買っちゃうと思われます。

vicl61210.jpg渋谷HMVにて、以下の2枚を購入。
浜村美智子のベスト盤CD『カリプソ娘』(写真右)。
1970年代、この人のSP盤を何枚か購入しています。歌や演技はご愛嬌で、やはりモデルと称すべき人でした。

coca15626.jpg氷川きよしのシングルCD『きよしのドドンパ』(写真左)。
『ひばりのドドンパ』をベースにした楽曲。
ドドンパがはやったのは1961(昭和36)年。この人のご両親は生まれていたのでしょうか?