地下鉄って、どこから
NY地下鉄100周年、レトロな車両と服装でお祝い
米ニューヨーク市の地下鉄が27日、1904年の開通から100周年を迎えた。記念式典では、1年以上かけて復元された1917年式のレトロ車両が旧市庁舎駅からグランドセントラル駅の間を運行。ブルームバーグ市長らが乗車し、地下鉄誕生100年を祝った。
ニューヨークの地下鉄は1904年10月27日、マンハッタン南部の市庁舎から北部のハーレム間(約14・5キロ)に開通。当時は28駅で、運賃は5セントだった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041028i5x2.htm
銀行強盗や金庫破りの映画と同じように、地下鉄の出てくる映画もたくさんあります。
地下鉄そのものがメーンなっている話では『サブウェイ・パニック』(1974)が懐かしい。こんど日本で公開される韓国映画『TUBE(チューブ)』はその血を直接受け継いでるような作品ですね。
『地下鉄のザジ』(1960)は地下鉄に乗れなかった少女の話でした。『七年目の浮気』(1955)でモンローのスカートを吹き上げたのは地下鉄の通風口から吹き出る生暖かい風でした。『ある戦慄』(1967)は見る者にニューヨークの地下鉄の恐ろしさを嫌というほど教えてくれました。
アクション映画やサスペンス映画でNYが舞台だと地下鉄が大概出てきます。時にはサイコホラーやSFにも。
『続・猿の惑星』で未来人が住んでいたのはNYの地下鉄の駅でしたっけ。
地下ではなく高架線、そしてその下の道路でのおッかけっこもかなり多いですね。『グリニッジ・ビレッジの青春』(1976)に出てくる古びたホームの佇まい、『フレンチ・コネクション』のあの凄まじいカーチェイス、などは今でもこの目に焼きついてます。
日本の地下鉄は1927(昭和2)年に開通した上野―浅草間が最初です。大阪は1933(昭和8)年の梅田―心斎橋間ですね。
初めはあまりに珍しすぎて流行歌にさえなりませんでしたが、やがて1929年『東京行進曲』(佐藤千夜子)、1933年の『東京祭』(藤本二三吉、松平晃)などで、小田急やバスに続く都会的でシャレた乗り物として取り上げられるようになりました。



たとえば、フランク・永井の和製ハートブレイク・ホテル『西銀座駅前』(写真上左)。1958年、SP・シングル同時発売でした。これがなんかやたらに凄んでる歌で、「ABC、XYZ」なんて口癖の奴ァ、いねーよなぁ〜と、つい思ってしまいます(笑)。1957年暮に出来た丸の内線のこの駅は1963年2月末に銀座駅と改称して今に至ってます。
井上ひろしのそれとなくロックン調な『地下鉄(メトロ)は今日も終電車』(写真上中)は1959年12月のリリース。毎日終電車までデートしている恋人たちを歌ってます。ジャケットの絵は丸の内線ですね。
南田健の『恋の地下鉄』は1967年10月発売『空いっぱいのキッス』(写真上右)のB面でした。駅としては銀座だけで、むしろ“銀座のご当地ソング”といった趣です。
猫の『地下鉄に乗って』は皆さん、よくご存知でしょう。丸の内線を「赤坂見附」「四谷」「新宿」と通過するシチュエーションで、おそらく乗ったのは銀座あたりではないかという気がします。
このほか、たとえば堀川健の『メトロ四号線』とか川谷拓三の『地下鉄のジジ』とか、まだいろいろありますが、“地下鉄ソング”と申しますと、春日三球・照代の『地下鉄音頭』にトドメを刺すでしょう。
私はシングル盤ではなくLP(写真左=1977年11月発売)しか持っておりませんが……。
ここらへんで、ヨーロッパ代表ということでイギリスからペトゥラ・クラーク(発音としてはペチュラ・クラークですか)に登場してもらいましょうかネ。
『天使のささやき(Don't Sleep In The Subway)』(写真右)はトニー・ハッチ、ジャッキー・トレントの黄金コンビによる1967年の作品。これが、いいんだなー。いかにもスウィンギン・ロンドンってカンジで。
『森を歩こう(A Walk In The Black Forest)』のヒットで知られるドイツの軽音楽王ホルスト・ヤンコフスキー(今で云うとラウンジ/スムーズ・ジャズ系?)のアルバム『Lounge Legends』に同名曲がラインナップされてますけど、同じ曲かどうかは今ンとこ不明です。
ビースティ・ボーイズの『No Sleep Till Brooklyn』は聞いてませんが、きっと同じ趣旨の歌じゃないかと思います。
Petula Clark.net - Official Site
http://www.petulaclark.net/
Friends of the High Line
http://www.thehighline.org/
マンハッタンの西側にある高架路線跡の再開発計画コンペティション。
Bluejake: Photos: The High Line, August 2002
http://www.bluejake.com/images/2002_highline/index.htm
講談社刊、タモリ著『タモリのTOKYO坂道美学入門』1680円。
エボニー・ウェッブに刺激されたわけじゃないでしょうけど、春日八郎自身が1984年に『お富さん』の続編を歌ってます。

ポピュラー・ソングの世界では『ラムとコカ・コーラ』という歌が有名です。
それからまた30年たった今年2004年、
曲のデータは記されてはいませんが、音の雰囲気からすると1940年代後半〜50年代初期あたりの録音でしょうか。
『ラムとコカ・コーラ』にしろ『コーラとアメリカ人』にしろ、コーラがスノッブなアメリカ人のシンボルのように扱われてますけど、コーラのCMソングにはこんなカッチョイイのがありましたよ。
さて、もうひとつ本家本元コカ・コーラのCMソング集で、こんなレコードが見つかりました。
そうそう、「コークといえばコカ・コーラ」ですよ。(コークという言葉には短縮的愛称というほかに骸炭(コークス)の黒さに対する連想も働いてる気がしますが、どうでしょうか)
¶postscript―*
『レコード・コレクターズ』11月号 特集『ビーチ・ボーイズ――スマイル』600円。
白夜書房刊『小林旭 マイトガイ スーパーグラフィティ』税込2000円

愛育社刊、濱田高志:監修『ラブ・サウンズ・スタイル読本』1575円。
昨夜、日本テレビが『あの日に帰りたい。 東京キャンティ物語』という「ドラマ+疑似ドキュメンタリー+スタジオでの歌」で構成された音楽ドラマを放送してました。
ところでこのドラマを見てキャンティに行ってみようと思ったアナタ、それだけであのレストランに行くのはやめたほうがいいでしょう。そういう感覚自体があまりにスノッブすぎてキャンティの客としてはちょっと相応しくありません。せめて野地氏の『キャンティ物語』くらいは読んでおきたいところです。しかし間違ってもその本の受け売りを店内で口にしてはいけませんヨ。キャンティへ行くという行為の完成度がガクッと落ちますから。
A面『ジングル・ベル』、B面『別れのワルツ』。
もう一人、丸山の末流ともいうべき人物の〃お皿〃を挙げておきましょう。1982年ポリスターからリリースされたKINYA(キンヤ)の『涙のデイト』(写真右)です。
エレキがデンデケデケデケ、ドラムがズントトスッタ…のベンチャーズ・サウンドが若者に熱狂的に受け入れられると、レコード会社はいわゆる〃リズム歌謡〃〃エレキ歌謡〃なる若向けの曲を量産するようになりました。
¶postscript―*


『青春河内音頭 c/w 津軽じょんがら節』金沢明子 ビクター音産 1979年発売。
『明石家さんま物語 c/w 河内音頭でぶっとばせ』河内家菊水丸 テイチク
1973年のミュージカル映画版『失われた地平線(Lost Horizon)』は音楽がバート・バカラック。興行的にも失敗し好評さくさくならぬ悪評ふんぷんのシャシンでした。